Styling
2018.10.10 Wednesday | category:-
shirt / 山内
主張や激しさというのは控えめなものとの対比があってこそ成り立つものですが、そんな二つを共存させることに成功したのがこちら。semohのペイズリージャケット。
ベロア特有の陰影により見え隠れするペイズリー模様。
いわゆるアメリカンなペイズリーではなく、その発祥であるインド的なペイズリーを意識したものになっており、全体を間引くことでやり過ぎ感やいやらしさを感じさせないのが特徴。
時に激しく、時に静かな表情を見せるという存在感は示しながらも様々なスタイリングへの馴染みの良さが魅力となっています。
今回は山内の塩縮シャツ、semohのピケパン、QUILPの革靴と異素材によるグラデーションで全体に奥行きを出したブラックコーデにON。
この手の柄とベロアの組み合わせなんていうと速攻ブルジョワな方向にいってしまいそうではありますが、ノーカラーで抜いたり、袖口のジップで無骨さを加えたりすることでナチュラルに落とし込める空気感に仕上げられているので完全にアリ寄りのアリに着地。
もうこのsemohの空気感の作り方というのは本当に流石で上手いとしか言いようがないですね。
また肘と腰上での切り替えやボタンを15個も配した開き部分なんかのクレイジーさもなかなか効いていますし。
否が応でも男の艶っぽい部分を引き出してくれるジャケットなので、こちらを羽織る時というのはやっぱり夜。夜が良いと思いますね。
そうしたら、きっとそこからはあなたのステージ。
是非千の夜を超えていってください。
RAZE
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