BONSAI
2017.03.12 Sunday | category:-
embroidery knit "Bonsai" / semoh
前回の予告通り、本日は盆栽ニットについてご紹介します。
ここ数年で和洋折衷ファッションの流れが強まってきていますがどうでしょう。
一言に『トレンド』と言っても、ただそれに乗っかることと落とし込むことでは意味合いが全く別のものになると思います。
その点、このニットに関してはいかにもsemohらしい解釈が詰まっていますから、全体的には控えめなデザインながらもその存在感というのは圧倒的なものに仕上がっています。
独特のパターンメイクは大きな魅力の一つではありますが、哲学的な部分から生み出されている空気感というのがこのニットの最大の魅力だと僕は思っています。
モノトーンのボディに凛として佇む現代アーティストの佃弘樹氏が描いた『野梅の盆栽』の刺繍。
梅の花言葉には「高潔」「上品」「忠実」などがあり、特に白の梅は「気品」を意味していますので、「品のある男の色気」に一つ重点を置いているsemohと辻褄が合ってくるわけです。
肝心のスタイリングですが、盆栽のことは変に意識せずに無地アイテムと差し替えるような感覚でお使いいただけたらと思います。
テーラードJKTなどのキレイめアウターもベターで良いのですが、無骨さや良い意味での小汚さを感じさせるようなアイテムと合わせて上品さを軽く崩してやるととてもクール。写真のようなブルゾン的なものなんてまさにで、Gジャンなんかとの相性もかなり良さそうです。
それこそ和洋折衷で、基本的に何と合わせても自然と良いギャップを生んでくれますので、着ていくうちに『あ、これ意外とめっちゃ使える。』と感じていただけるとお約束します。
編み地はコットン100%で肌触りの良い軽やかなタッチとなっていますので、これからの時期の主役として申し分無し。
実際に来店されて手に取っていただいた方からの反応が思いの外、好評が多く嬉しい限り。今季の僕の一押しアイテムですからね。
是非お試しください。
RAZE
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